山中よりパスを受けました、三年の松本です。よろしくお願いいたします。
私は幼少期から運動が大の苦手でした(山中のブログの言葉が刺さります、、でも本当に苦手です)。運動ができなさすぎて、小学校の体育の授業では真面目にやっていたのに、運動のできる男子に悪口を言われたこともありました………小学校は運動のできる人が天下を取るコミュニティですから、私は随分と肩身の狭い思いをしていました。こんな調子ではもちろん今までの学生生活で体育会系の部活に所属したことはありませんでしたし、選択肢として考えたこともありませんでした。
そんな運動とは縁のない人生を歩んできた私でしたが、他大のゴルフ部の高校同期に「一緒にゴルフしようよ〜!ゴルフ楽しいよ〜!みゆきにもできるよ〜〜!!」と言われ、最後の学生生活に運動にチャレンジしてみよう、と考えたのが入部のきっかけでした。多分いまが人生で一番運動しています。
ゴルフ部に入部して良かったことは、いろんな自分に出会えたことです。
この部活では、規定の範囲内を守っていれば、あとはどのくらい練習するか、各自が自由に決められます。週にどれくらい練習するのか、その練習では何を練習するのか、自分の裁量で決められるため、なんとなくモチベーションが上がらない日に今日は練習しなくていいんじゃない?と考えたり、本当は苦手な番手をたくさん練習しなきゃいけないのに得意な番手を練習したくなったりと、弱い自分にたくさん出会います。ラウンド中は自分の精神状態がすぐ打った球として反映されるので、緊張している自分や焦っている自分など、様々な自分を発見します。
日常生活をただ心穏やかに送っているときの自分とは違う自分に出会うと、時には思い描いていた理想の自分とは程遠く悲しい気持ちになることもありますが、自分の人間らしさを味わうことができ、それがとても面白いです。自分の不合理具合に気づくと、私は合理的だ!と思っていた自分の思い上がり具合に笑えてくるのと、この心の機微こそが人間だな、いま人間してるな、と思ったりします。
また、部員との関わりを通しても、いろんな自分と出会います。1人で練習しているだけでは得られない見識や刺激がたくさんあり、それがこの部活の醍醐味の一つではないかと思います。
部員との関わりは、自分の発見以外にも、素敵な仲間と出会えたという意味で、私にとって大きな財産です。先輩にも同期にも後輩にも恵まれ、本当に幸せです。特に同期女子2人は、十数年の付き合いになる一貫校からの友達と同じくらい気の置けない、私にとって大切な存在です。大学に入ってから誰かとそんな関係性を築くことができるなんて思ってもいませんでした。いつも本当にありがとう。
最後に、健康でゴルフに取り組めていることと、改めて周囲の方々に本当に恵まれていることに感謝いたします。
青木へ、日焼け止めのこと書かなくてごめんね。
それではバトンを、ゴルフに熱いところが尊敬できる、二年生の山田に渡したいと思います。