Blog

ブログ更新情報


2022

運動部らしさ

加藤遼より日本語でのブログ更新を依頼されました、2年の野中智貴です。

(4か国語が堪能との紹介を頂きましたが、4か国語目の韓国語は韓ドラとK-POPで独学しただけで、自分の思いを文字で表現できるレベルにはありません。)


私は幼少期を中国のインターナショナルスクールで過ごし、それなりの国際性を以て19年間の人生を送ってきたつもりです。

しかし、帰国から10年以上が経過しようとしている最近では、自分が日本の社会に順応しつつあることを自覚する機会が多くなっています。

その象徴の1つが、自ら「運動部」に入部し、東大ゴルフ部という組織の一員になったという事実です。


私は中高6年間陸上部に所属していましたが、学校全体が個人の意思を尊重し集団性を追求しない雰囲気だったため、部活も個々人が自由に陸上競技を楽しむものでした。上下関係も相当緩かったのではないかと今では振り返って思います。

そんな私にとって、「日本の運動部」たる東大ゴルフに入部するというのは大きな決断であり、また著しい環境の変化でもありました。

もちろん運動部と一言で言っても様々な形態がありますから、「日本の運動部」にどのような特徴があり、東大ゴルフ部が「日本の運動部」を代表し得るのかについては様々な意見があるかと思います。

しかし、海外や中高6年間で私が経験した「個々人が好きなようにスポーツを嗜む」類の運動部とゴルフ部との間には間違いなく大きな差があります。

ゴルフ部で出会った方々は、ゴルフに全力で打ち込み、一つの目標に向かってひたむきに努力をする方々です。(当の本人たちは、自分はまだまだ努力が足りないと言うと思います。そういった姿勢も尊敬に値するところです。)

思えば私は、中高でも勉強・部活・文化祭・課外活動などのあらゆる分野に足を踏み入れ、一つのことに打ち込む経験をして来ませんでした。大学でも然り、今もなおゴルフ以外の様々な活動にも身を投じています。

運動部たる者、ゴルフに注力し何が何でも結果を出すべきか。あるいは、大学生たる者、今しかできない様々なことを経験しておくべきか。

人間のキャパシティーには限界がありますから、勉強もゴルフもそれ以外にやりたいことにも全て全力を尽くす、ということはできません。

上記の問いには私の中でも答えは出ていませんし、他の部員にはそれぞれの考え方があると思います。

ゴルフはそれぞれの実力向上が前提にあるという点では個人競技ですから、個々人の目標にも多様性があって然るべきだと思います。

しかし、このブログを書いている間にも、やはり最低限のところ、例えばスコア49であったり初心者の後輩のお手本になるといった点は、何が何でも成し遂げなければならないと決意を確認した次第です。

皆さんにとっては、運動部というのはどういうものでしょうか。


続いては、始発でも朝練に間に合わず、それでも1人でしっかりとメニューをこなす安井にバトンを渡したいと思います。


コメント
名前

内容