大変長らくお待たせいたしました。同期の佐藤からパスを受けました白野です。佐藤がブログを書いたのはマスターズの最中でしたが、気づけば僕がこのブログを書き始めた日本時間5月20日の朝8時にはザンダー・シャウフェレが全米プロを制しました。時が経つのは早いですね。一応、パスを受けてから1週間以内に書き上げるのがルールらしいのですが、どうやらその期限を1か月以上もオーバーしてしまったようです。ようやく書き上げる頃には6月10日になってしまいました。今週の木曜日からは全米オープンも始まってしまいますね…。文ニートなりに色々と忙しかったのですが、言い訳をしても仕方がないのでとっととブログの本題に入ることにします。最初に少し自己紹介をさせてください。
私が初めてゴルフというスポーツに触れたのは小学校に入る前のことです。ゴルフ好きの父に連れられ、近くの練習場でお遊び程度にボールを打っていました。小学校の頃もゴルフは続けていましたが、土日には地域の野球チームの練習があることに加え、水泳を習っていたこともあり、ゴルフの練習は週に1回程度でした。そのためそれほど上達することもなく、初めて100を切ったのは小6か中1のことだったと記憶しています。中学では陸上部に入っていましたが土日に練習があるというわけでもなかったため、ゴルフに割ける時間が増加し、週に2、3回は練習をするようになりました。中2の頃からは山梨県の大会にも出るようになり、初めての90切りも中2の時だったと思います。高校に入ってからは部活動は基本ゴルフ部だけだったこともあり、練習頻度が週4回くらいまで増加。その成果もあってか、高1の時にはバックティーから76をマーク、レギュラーティーからは72をマークするなど大幅にスコアが伸びました。高校時代には70台後半はコンスタントに出せるようになっていたので、78カットくらいの地区予選はなんとか通過できるものの2日間150カットくらいの関東大会の壁に跳ね飛ばされるような実力でした。
前置きが長くなってしまいました。そろそろ本題に移ろうと思います。この1か月くらいブログで何を書こうか迷っていました。自分の好きなプロゴルフ選手の話、自身のゴルフに対する考え方、最近の自分のゴルフの状態などについて長文を書けば東大ゴルフ部のブログとしては十分及第点だとは思いますが、それらについて書いても(文章として興味深くユーモラスなものになるかもしれませんが)何かの役に立つわけではないでしょう。さらにはその文章を書くために(暇とはいえ限りのある2Sの)数時間を費やしてしまう。このことが得策ではないことは誰の目から見ても明らかだと思います。折角このような機会を与えられたからには、いつもは混沌としている自分自身の考えをまとめこれから先の自分のゴルフライフに生かすことのできる文章を書きたいと考えました。あくまで自分自身のために執筆しているブログですので、全世界にいるゴルファーのうちの1人の戯言として流し読みして頂いて構いません。
今回書こうと思うのは、いかにして70台を安定して出し続け、さらには平均ストロークを70台前半に持っていくためには何が必要なのかということです。私自身の2022年(主に高3)の際の平均ストロークは約80、2023年はGDOによると79.1、2024年ここまでは同じくGDOによると79.7でした。少ししか上達していないどころか去年から今年にかけては逆に下手になっています。これはおかしいことです。高3の私は受験勉強がメインであり練習時間も頻度も限られていたのに比べて、大学に入ってからは明らかに練習回数もラウンド回数も増加しましたし、筋トレもして飛距離も伸びました。それなのにスコア的にはほぼ変化していないのです。才能がないから実力はこんなものだと割り切ってしまえば楽になるのでしょうが、でも才能がないなりに少しでも上達したい訳です。多分このまま今までと同じような練習やトレーニングを続けてもこの先スコアは縮まらないでしょう。残された2年と少しの大学ゴルフ生活で少しでもスコアを縮め、最終的にはアベレージ70台前半のゴルファーになるために自分なりに必要だと考えることをいくつかの観点に分けて簡潔に書いていこうと思います。
1つ目はパッティングの精度の向上です。自分自身パターが得意な部類には入りません。平均かやや平均より下でしょうか。ただ、今まで上手い人選手(試合で60台を出す実力を持っている人)と回った時に、そういった選手がパターが下手だったことはあまりありません。その日にパターが入っていなかったとしても、打った球がカップに入る雰囲気を持っている。そういう選手が多いです。パターの実力が向上すれば、アプローチ(やショット)の際に1パットで決めきれる範囲が広がり、結果的に心に余裕が生まれてアプローチやショットにも良い影響をもたらすでしょう。僕が解決すべき喫緊の課題はこれだと思います。
2つ目はアイアンショットの上達です。僕がゴルフを始めて以来、アイアンショットに対してはどちらかというと苦手意識を持ってしまうことが多く、特に5番、6番アイアンといったミドルアイアンはうまく打てないことの方が多かったです。でもこのままではいけない、強くそう思います。試合においてはパー3や短めのパー5はこのあたりの番手を使うことが多く、スコアメイクにおいて非常に重要なクラブであると思います。もちろん7番アイアン以下のクラブの精度も主にパー4でスコアを落とさないまたは伸ばしていくためにとても重要です。試合で使えるレベルまで持っていけるかはわかりませんが、トレーニングのためにも今年は4番アイアンも取り入れてやってみようと思います。
技術面は主にこの2つです。最後3つ目はメンタル面です。もう少し具体的に言うならば勝負強さ。予選通過ライン上にいるときの最終ホールのパーパットや、マッチプレーのときの寄せないと負けてしまうアプローチ。最近こうした局面において自分の思うようなプレーができていません。去年の秋リーグ戦では、青山学院の選手に残り3ホールで3upの状況から追いつかれてしまいました。結局ゴルフも勝負事なので、勝つのはプレッシャーのかかる場面で高いパフォーマンスを発揮できる人です。午後ランなどで同期とマッチプレーをするなどして、普段からプレッシャーがかかる場面を経験しておくことは大事かなと思います。
長々とした文章になってしまいました。色々とつまらないことを並べてきましたが、やっぱりゴルフをやるときに中心にしたいのはゴルフを楽しむということです。ゴルフを職業としている訳でもない一大学生なのですから、あまりゴルフに対して根を詰めすぎるのもまた少し違うのかなと思うのです。意外と楽しんでゴルフをやっているところに上達の道が開けていたりするのかもしれません。あと1か月半で天国のようだった2Sの生活もいよいよ終わりを迎えます。2Aからは授業も始まり、なにかと忙しくなるでしょう。とりあえずは2Sの最後の期間をフルに活用して秋リーグ戦での優勝に向けて地道な努力を重ねていくつもりです。そして最終的には、自分が4年生になった時に2年生の時の自分のゴルフはなんて下手だったんだと笑える日が来るように日々練習を積んでいこうと思います。次は東大ゴルフ部でトップクラスの練習量を誇る「練習の鬼」光岡にパスしようと思います。彼からは3回くらいブログまだ?と催促されたので、ブログ書く気満々なのだと思います。ぜひ皆さん期待して彼のブログが投稿されるのをお待ちください。