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2024

ゴルフは物理??

花の盛りも過ぎ、青空にオーガスタの鮮緑が映える季節となりました。新入生の皆様におかれましては、煩雑な入学手続もひと段落しますますご健勝のこととお慶び申し上げます。


東大ゴルフ部のブログなんぞをご覧になるのは一体どんな方々なのだろうと考えを巡らすと、おそらくそのほとんどはゴルフに興味のある新入生とそのご家族、でなければ練習・ラウンド帰りに暇をもて遊ぶ部員たちに限られるのではないかという結論に、1分も立たぬ間に達するでしょう。後者については勝手にしていだだくとして、今回は前者に該当する、特にこれから東大ゴルフ部に入部し私たちと活動を共にしようと考えていらっしゃる皆様に向けて、最近の私のゴルフに対する雑感を述べてみようと思います。大学からゴルフを始める方も多いため、なるべくわかりやすい用語を使うよう努めますが、至らない点はご容赦ください。


アメリカ南メソジスト大学で物理学を専攻したブライソン・デシャンボーは、2020年、4大メジャー大会の一つである全米オープンを制し、その他アメリカPGAツアー8勝、LIVゴルフ2勝をマークしています。彼のあだ名は ”The Scientist”。その名の通り、あらゆるところで「科学的」なアプローチを採用しています。


まずはボールから。彼はツアーにブリヂストンのボールを使用しています。この理由は以下の通り。塩水にボールを浮かせて回転させると、重心が球の中心からずれたボールは、抵抗が大きくなり早く回転が止まります。この検査を通して、品質が最も優れていたのがブリヂストンのボールだったそう。次にクラブ。通常アイアンは番手(クラブの種類)によって長さが違います。しかし彼はスイングの再現性を高めるため、全てのアイアンをお気に入りの7番アイアンの長さに揃えています。さらには2019年のルール改訂によってグリーン上でピン(旗)を抜く必要がなくなった時、デシャンボーはピンの材質による反発係数の違いを考慮して、金属製の旗が使われる全米オープンではピンを抜き、その他のグラスファイバー製のピンが使われる試合ではピンを抜かないことにしました。他にもこういった類のエピソードは色々あるようですが、今回はこの辺にしておきます。


さて、今のような話を聞くと、ひたすら頭を使って色々考えることこそがゴルフの上達につながるんだ!と感じてしまうかもしれません。しかし、あーでもないこーでもないと考えただけではコースでイメージ通りのボールを打つことはできません。本当に大切なのは、「納得」することなのではないかと思います。上の例で言えば、自分で品質を確かめたボールだから、自分で考え、科学的に実証した方法・戦略だから自信を持って使える、実行できる。自分の使う「道具」に対して「科学」という絶対的な(科学が絶対的かと言えば色々議論はありそうですが、少なくとも今回のような場面で信頼のおける)方法による裏付けを得ることで、プレーに集中することができるのです。この構図は、「道具」あるいは「科学」に限った話ではありません。動画を撮ったり計測機器を使って得られた客観的なデータを元に納得がいくまでスイングを研究した、自分の感覚を大切にして納得いくまでショットの練習をした、練習ラウンドで実際にコースを歩き納得がいくまでコースマネジメントを考えた、といった自分の中での「納得」を増やすことで、いかに目の前の一打に集中できるかが、ゴルフの実力につながっていくのではないか、と思います。


長くなりました、私の駄文はこれくらいで終わろうと思います。新入生の皆さま、新たな環境で心機一転、履修登録のミスには注意して束の間の新生活を満喫なさってください。皆さまが睡眠欲に打ち勝ち、1限にSセメスターの最後まで出席できることを祈りいたします。


続いては入部当初からレギュラーとして活躍するほんわかキャラ、白野にパスしたいと思います。


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