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2025

考えなさすぎ

はじめまして、東京大学ゴルフ部1年の菊池雄太と申します。やる気に満ち溢れた同期の太田からバトンを引き継いで、自分はマイペースに書いていこうかなと思います。先輩方のブログを見ていると、文章力や言語化能力にああさすがだなと感服してしまいますが、他方私は普段こうしたブログを書くなどといった経験はゼロなので、拙文になってしまいますがご容赦ください。


正直に言うと、自分はまだあまり東大に入学した実感が持てていません。というのも、自分はこれまでとても行き当たりばったりな生き方をしてきたからです。僕のこれまではといえば、小学校で成績が伸びたから友達と同じ中高一貫校に受験をして、進学した先ではその友達と同じハンドボールを始めて、高校でも流れでハンドを続けて、成績が伸びればその都度志望校を上げて上げて…というように、先に何があるかはわからないがとりあえず突っ走る、という脳筋で”考えなさすぎ”な人生を歩んできました。大学生活がそんな自分にとって一つの転機かもしれないということを、このゴルフ部に入部してからの一年弱で感じています。

まず一つ感じているこれまでと大学との違いは、なんといっても自主性です。以前までの自分は言われたことをこなして何となくレールに乗ってのらりくらりと生きてきた感じがしていましたが、大学に入ってからは成績、部活・サークル、友人関係などの懸案事項がすべて自分にストレートに降りかかってきます。頑張らなかったら頑張らなかった分だけ悪い成績がつくということに遅ればせながら気づき、高校までの自分はぬるま湯にどっぷり浸かっていたんだなあと思い知らされました。ゴルフも全く同じで、頑張っても裏切られることはありますが、いいスコアを出すには努力しなければなりません(初心者の分際で言うのも違う気はしますが)。その責任や恩恵はすべて自分に降りかかってきます。そうした点で、ゴルフをやるにあたっては自分自身をマネジメントしなくてはならず、今までさほど重要視していなかった自分と向き合うこと、そういった意味での”考えること”の必要性が浮き彫りになってきているなと感じています。

このゴルフ部に入部したのも理由を言語化しろと言われると難しく、最終的には言ってしまえば自分の勘のようなものが決め手となった気がしますが、結果的には自分のこういう、行き当たりばったりな性格にメスを入れるきっかけになっているのかなあと思ったりしています。


ゴルフ部に入る以前のゴルフの経験は本当に初心者に毛が生えた程度で、小中学生の頃、一年に一、二回ラウンドに行っていた程度でした。その頃の自分はというとひたすらに打って走っての繰り返しで、今の自分から言わせればゴルフとは到底呼べないようなものでした。ただ、幼少期に少しでもゴルフをしていたというのは少なからずゴルフに対して親近感をもたらしてくれましたし、そういう意味ではゴルフ部に入った要因の一つになっていると思います。


前回の太田のブログで取り上げていた”後悔”ですが、脳筋に突っ走ってきた自分からすれば非常に耳が痛く、身につまされる思いで読みました。後悔とは少し違うかもしれませんが、一打一打に対して何の目標やフィードバックもなければ当然成長量は絶対的に小さくなってしまうわけで、これまでの”考えなさすぎ”な自分を前面に押し出したままではいけないなという危機感を芽生えさせてくれています。この他にも先輩方はもちろん同期からは非常に学ぶことが多く、まだ入部してから一年も経っていませんがゴルフとの向き合い方だけでなく様々な面で成長を感じています。


最後に、最近新しくパターを買いました。前は親のお下がりを使っていましたが、打ちやすすぎて感動しています。まだ下手くそな人間が道具のせいにするのは当然憚られますが、どうせ後でいいものを買うんだったら最初からそうしておいて、慣れておいたほうが良いよねというある先輩の言葉を聞いてそりゃそうだよなと納得してしまいました。自分は弘法ではないので、筆は選ばせてほしいところです。


自分の頭に浮かんだことを端からまとめた結果とてもパーソナルな内容になってしまいましたが、これも”考えなさすぎ”な私の個性が出てしまったということでお許しください。

次回はなんと同名の木下雄太にバトンを渡そうと思います。結構ポピュラーな名前かと思いきや、人生で他の雄太に出会ったのはおそらく初めてなので、彼のブログを楽しみに待ちたいと思います。


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