はじめまして、一年の木下雄太です!
同名の同期菊池雄太からパスをもらいました。彼の言う通り雄太に出会ったことは少ないです。記憶では菊池含め2人しかいなかったような、、、。裕太や悠太には何人か会ったことはありますが。
さてこのようなブログを書くのは人生で初めてです。未熟な自分ですが精一杯書かせていただきますのでどうか温かい眼差しで読んでいただけると幸いです。文章には執筆者の人柄や思考があらわれるとはよく言いますが、自分のブログもその例に漏れず、他者がこの文章を読んで私がどのような人物か想像するかと思うと緊張します。特にこのブログは一般に公開されており、見知らぬ方にはこの文章のみが私の人となりを判断する唯一の材料ですので。
自分がゴルフの技術について書くのは到底おこがましいのでなにか自分の立場からみたゴルフ部についてなどを書いていければいいなと思っています。
私は4月にこの東京大学に入学したわけですが、ゴルフ部に入ろうと思ったのはそこから少し遡った時期です。私は中高時代一応部活に所属していましたがたいして行っておらず、学外にて中1から始めたボクシングに力を入れておりました。しかし大学では別のスポーツに力を入れて部活をやりたいという思いから受験が終わった二月下旬にゴルフ部に入ろうと決めました(ぼんやりと入ろうと思ったのは高2の時ですが)。
もっとも大学入学当初までまったくクラブを握ったことがなかったわけではありません。高校一年の時から三年の夏まで週一で室内の練習場に行き教わっていました(はじめた理由はあまり覚えていないのですがたまたま興味を持ったからだった気がします)。しかしながらこの時はゴルフのルールについて一ミリも知識はありませんでした。「パー」という言葉の意味や、OBの存在、フェアウェイとラフの違いですら知らなかったのです。このようであった自分がゴルフ部に入ったのはひとえにゴルフが楽しいと感じていたからです。それ以上でも以下でもありません。たとえ室内で練習するのみでラウンドをしたことがなかったとしても、毎度同じスイングだと自分では感じているのに異なる結果を眼前に容赦なく突きつけられる現状と、それに対して自分で思案しながらスイングをしていくもやはり理想との乖離に苦しめられることに何とも言語化しがたい独特の面白味を感じたのです。東大ゴルフ部はほとんどが初心者であり、このようになんとなく興味を持って入部した人は多いのではないでしょうか。入部してから感じたゴルフ部の面白味はこれとは別に多々ありますが、それはまた今度の機会に書きたいと思います。
では次にゴルフ部に入って特に強く感じた2つの特徴を記したいと思います。
まず一つ目ですが、それは自主性です。これは菊池も言っていたことではありますが、やはりゴルフ部においては自主的に行動することは必要不可欠になってきます。中高の部活や他の運動会では朝練や週3―6の練習など強い制約がかけられていますが、ゴルフ部において全体の必須となる練習は週一回、それ以外は基本的に自分の行動により練習量が左右されてしまいます。どちらがいいと断言することはできませんが、三年半という短いゴルフ部生活の中で自己をうまくコントロールして練習し、初心者スタートから卒部時にある程度の実力に到達するのは容易ではなく、ある意味大変難しいことだと一年生ながら感じています。特に大学という環境は多くの時間を自分で使えるメリットがあるものの、バイトやサークル、授業など様々な要素に時間を配分することも自ら決めなくてはいけません。全ての行動が自分の責任になるというのは社会では当然であるものの、いきなりそれを始めるのは中々残酷な部分があるかもしれません。他方やり方によっては伸びしろがありまくりという面もありますね。
二つ目は、技術だけでなく内面も成長できるという点ではないでしょうか。東大ゴルフ部の方針の一つに「学生競技ゴルフを通じてマナー・人格教育を行い、世界で活躍する人材を育成する」というものがあります。私はこれがゴルフ部独特の特性だと考えます。ゴルフ部は多くのゴルフ場に出入りしており、場所を使わせていただいているので常に失礼のないよういることが求められます。これは人としての常識そのものでしょう。また部員間同士でも同じことが言え、例えばプレー中には同伴者の邪魔にならないよう速やかにプレーすることが求められたりします。これは非常に当たり前のことではありますが、東大ゴルフ部では一から教えていただき、学ぶことができる点に隠れた魅力があると私は考えます。
新入生がこの記事を読んだ暁にはこの点にも注目してゴルフ部に入ってほしいと一年ながら思います。
このように厳しい自主性のもと、同期、先輩、後輩が互いに影響を与えながら成長していける環境がゴルフ部には揃っていると思います。ゴルフの上達はもちろんそうですが、ゴルフ部生活のさらに先にある、人間性の成長といった、なにか一種の褒美のようなもの(一生の財産とでも言いましょうか)、があることを頭の片隅にいれておいてもいいのではないでしょうか。
(余談:年末に大分に行ってゴルフをしたのですが、市内からわずか10分のところにゴルフ場がありなんともゴルフに適した環境だなと思いました。)
では私のブログはこのあたりにして、続いては小林にバトンを渡します。
普段ユーモアにあふれる彼ですのできっと素晴らしいブログを書いてくれることでしょう!