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2025

分人

初めまして!つい最近ハーフ75を出し、松田といい勝負をしている峯です。新2年生はゴルフorゴルフ部について書いている人が多い気がします。私はゴルフをする自分とそうでない自分は違うなと思っているので、今日はゴルフをしない自分としてブログを書きます。今年に入ってから1人で過ごす時間が増え、考え事をすることが多くなりました。誰かに自分が考えていることを語るなんておかしいですし、そんな機会などないので、自分の心の中に秘めていました。ですが今回、生まれて初めてブログを書く機会をいただいたので、私の最近の心の中を書きたいと思います。同期からは、頭が悪そうな喋り方だとか、会話が成り立たないとか言われますし、実際入試の国語の点数は理系と変わらないので、読みづらい文章になると思いますが、お付き合い頂けると嬉しいです。


数日前から、平野啓一郎さんの『空白を満たしなさい』という本を読んでいるのですが、この本がとっても面白くて、「分人」という思想に出会いました。せっかくなら読み終えてからこのブログを書きたかったのですが間に合いませんでした。数年前にドラマ化されたようなのでご存知の方も多いかもしれません。この本の中では「分人」という考え方が出てきます。対人関係ごとのさまざまな自分を分人と呼び、物理的に1人の人間の中には、複数の分人が存在しているようです。個人を1だとして、親との分人が3/10、兄弟との分人が2/10などと数える感じです。人間は、誰かとの関係の中で相手のための分人を常に生み出しています。個性は唯一不変の核のようなものではなく、どういう比率でどんな分人を抱えているのかという全体のバランスらしいです(まだこの個性については腑に落ちていないのですが)。私はこの分人という考え方に出会った時ビビッときました。このブログの冒頭で、ゴルフをする自分としない自分は違うと書いたのですが、私は自分が何人かいる(いくつかある)と思っていました。しっかり者ではないですし、真面目でもないですし、のほほーんと生きていますが、練習場やラウンドでは私なりに集中していて、このことに気がついたときは、普段の自分ではない、新しい自分を発見した気がしました。同クラと接している時の自分、ゴルフ部の同期と接している時の自分、先輩方と接している時の自分、ゴルフをしている時の自分、意識しているわけではもちろんないですが、全部違う自分で不思議だなーと思っていました。私はあまり論理的なタイプでないのでこれはこれでいいかなーと思っていましたが、分人という考え方によって答えが求められたような気がします。とても気持ちが良いです。ゴルフをする時には、ゴルフとの分人が顔を出すということでしょう。本を読むと、自分の心の中が整ったり、新しい考え方がチャージされたりして良いですね。こんなことを語り合える人がゴルフ部の中にいたら良いなと思います。


書きたいように書いていたら独自路線を進んでしまった気がして少し怖いですが、これからもあたたかく見守っていただけたら嬉しいです。私をもって新2年生のブログは以上となります。次回からは個性が溢れて止まらない新3年生のブログが始まります!


WRITER:峯一華
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