人生の軸
光岡さんから引き継ぎました、延壽です。
私は2年生からゴルフ部に入部しました。今日は、2年生からゴルフ部に入るまでにどんな迷いや選択があったのかを少し詳しくお話ししたいと思います。
「人生の軸」とは?
私がたまに口にする「人生の軸」という言葉があります。
それは、簡単に言うと その時期に自分を突き動かす大きな目標 のことです。
中高時代は、部活でスタメンになることや、とにかく部活で上手くなること。
高校二、三年生のときは、東大に合格すること。
私にとってこの「軸」は、毎朝起き上がる理由そのものでした。
軸がなければ、毎日何のために起きて何をすべきなのか分からなくなってしまう。だからこそ、自分はいつも目標を持って生きていたいのだと思います。
東大合格と「空白の時間」
東大に合格したとき、もちろん嬉しかったです。ただ同時に、これまで何年も追いかけてきた「軸」が突然なくなり、心にぽっかりと穴が空いた感覚になりました。
大学に入ってからは、新しい「軸」を探そうといろいろ挑戦しました。
いくつかのサークルに入ってみたものの、どこかしっくりこない。バイトも考えましたが、「なんか違うな」と感じてしまう。気づけば「これがやりたい」と心から思えるものを見つけられないまま時間だけが過ぎていきました。
ラクロスとの出会い、そして「運命ではない」と感じた瞬間
そんなとき候補に浮かんだのがラクロス部でした。中高の友達も多く所属していて、きっと楽しいだろうし、求めていた「軸」になることは知っていました。
実際に2度新歓・体験練習に行ってみましたが…結果は、2回連続で捻挫。
しかも、どちらも練習の前か練習の序盤。笑
もちろん、昔から捻挫癖はあったのですが、ラクロスの練習に行ったときに限って立て続けに捻挫するなんて、まるで「入るべき場所じゃない」と言われているようでした。
不思議なことに、その2回以外は大学に入ってから一度も捻挫をしていません。
その出来事をきっかけに「ラクロス部に入部する運命ではないのだな」とスッと納得できました。
今振り返れば、もしラクロス部に入っていたら、練習漬けの毎日で大学生活中に起業などを挑戦する時間や旅行をする時間はなくなってしまっていたと思います。だから、あのときの捻挫も「運命」だったのかもしれません。
父とのゴルフ、そして「新しい軸」の芽生え
そんな迷いの中で迎えた1年生の夏休み。暇な時間が多かったので、父がよく行くインドアゴルフになんとなく一緒について行くようになりました。
正直に言えば、最初の頃はゴルフをそこまで楽しいとは思いませんでした。ボールも思い通りに飛ばないし、地味に感じていた部分もありました。
でも、続けていくうちに少しずつ「自分のイメージ通りに球が飛ぶ」瞬間が増えていきました。その小さな成功体験が積み重なり、次第にゴルフの楽しさを実感するようになりました。
そして、元ゴルフ部の同級生から「部活としての縛りはそこまで強くなくて、雰囲気も良い」という話を聞きました。
「これなら旅行もできる。大学生活で挑戦したい起業の活動も始められる。なのに“軸”も確保できる。」
そう確信し、父の強い後押しもあってゴルフ部への入部を決めました。
ゴルフ部に入ってから
入ってみて感じたのは、まさに「人生の軸」を再び手に入れたということです。
最初は楽しさよりも難しさを感じることの方が多かったですが、練習を重ねるうちに確実に上達を実感できる。ホウライ合宿を経験し、上手な先輩方のプレーを間近で見ることで、「自分ももっと上手くなりたい」という気持ちが一層強まり、また一段とゴルフモチベが上がりました。
今ではゴルフが楽しくて、「もっと上手くなりたい」「早くレギュラーになりたい」と心から思っています。軸を持つことで、毎日が再び充実し始めました。
これからの挑戦
ゴルフ部での挑戦はもちろん続けます。ただ私の大学生中の興味はそれだけではありません。
小さい頃からいつか起業をしたいと思っていて、自分の中では大学生の間にしか全力で取り組めないと考えています。
だからこそ、ゴルフも起業への道も全力でやりきるつもりです。また、ゴルフ部に入ったからには、ゴルフ部内で一番上手くなることを目標にしています。
そして、もしあのときラクロスに入っていたら得られなかったであろう、この「二つの軸」に挑戦できる環境を手に入れたのは、やっぱり“運命”だったのだと思います。これまでの人生では常に「軸」は一つだけでしたが、今こうして二つの軸を同時に持てているのは自分にとって新鮮で、とても面白い感覚です。
次のブログは私と同じく2年生からゴルフ部に入った國府田です。國府田はゴルフが一年生の中で格段に上手いので、私は追いつけるように頑張っています。國府田の存在が、私にとって毎日上達したいというモチベーションにもなっています。そんな國府田が次のブログで何を書くのか楽しみです。