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2022

ゴルフに向き合う

 同期の堀よりパスを受けました、2年の原田と申します。よろしくお願いします。

 私がゴルフを始めたのは大学に入ってから……ではなく一応高校生の時になります。当時サッカー部に所属していた私でしたが、気が付いたときには父親にインドアゴルフスクールに入れられていました。全くゴルフに興味が無かった私は、ノルマを消化する気持ちでティーチングプロに言われた通りにクラブを振っていました。打ちっぱなしの存在すら知らぬまま、半年間3ヤード先の的を狙い続ける日々。正直な話当時はゴルフってめちゃくちゃつまらないと思っていたのですが、家族旅行先でコースデビューを果たした時初めて外で球を打つ爽快感を味わいました。人生初のティーショットは超スライスのOBでしたが、自分の打った球が豪快に飛んでいった感触は今でも覚えています。

 結局スコアを数えられるレベルまでは高校時代なれませんでした。ですがそんな経験もあり、また中高時代にお世話になった先輩がゴルフ部だったこともあって、東大ゴルフ部に入部を決めました。

 中高とサッカーをしていた身からしますと、ゴルフというスポーツは非常に分析がしやすいように思えます。個人スポーツである都合上、自分のパフォーマンスが結果に直結しますし、スコアや飛距離、スピン量、アタックアングルなど定量的な指標が数多く存在しています。逆に言えば、結果から改善策までを導き出しやすいということになるでしょう。「ドライバーの球が高すぎる」なんていう課題があった場合、監督のスタジオの測定機器を使えば、自分のスイングのどの要素が影響しているのかが明らかになり、それを改善するための練習を行うというシンプルな方法を取れば理論上は成長できます。ただこれはあくまで理論上で合って、染みついたスイングの癖は中々練習で改善されません。地道な練習の価値を実感する日々です。

 話は変わりますが、最近自分にとってゴルフ部というのがどういう存在なのかについてよく考えます。入部したのは1年の9月。新型コロナウイルスの影響で入学式やオリ合宿、夏休みのあれこれが中止になり、ちょうど虚無感の最中にいたときです。当時諸々中止になったことで暇と情熱を持て余していた私でしたが、ゴルフという向き合えるものに出会えたことで2年の夏までゴルフ中心の生活を送ってきました。しかし進学選択を終えた2年の秋以降、やることも増えて今までゴルフだけに向いていた情熱が色々な方向に向くようになります。学科の勉強、興味のある分野の自主的な勉強、将来のキャリア設計に向けた長期インターン、バイト、友人との遊びなどなど……。そうなってきたときに、果たして自分はゴルフ部を通じて何がしたいのかと考えるようになります。学科の勉強は自分の学びたい研究室につながりますし、自主的な勉強やインターンは将来のキャリアに向けた実績を積むことにつながります。ではゴルフ部はどんな意味があるのか?月に何回もラウンドに行って何日も潰すことに意味はあるのかと。

 そうなるとたどり着くのは「単純にゴルフが楽しいから」という結論です。「ゴルフは生涯スポーツだから若いうちからやっておいて損はないから」「大学の学割がお得だから」なんていう理由もありますが、結局は楽しいからという結論にたどり着きます。練習場でシャンクばかり出たり、OBを連発したり、バンカーから出なかったり、ショートパットを外したりと色々と上手く行かなくてほぼ毎回ラウンドのたびに悔しい思いをします。それでもショットが上手く行った時の爽快感はたまりませんし、パットをねじ込んだ時の喜びも大好きですし、いいスコアで回れた時は最高です。4年間の大学生活という大きな枠組みの中で他の活動も進めつつ、ゴルフはゴルフで出来る限りのリソースを割いて努力していこうと改めて自分の中で方針を決めました。

 さて、ゴルフ部に所属している以上個人としての目標を立てることが望ましいでしょう。私の立てた目標は「4年までにレギュラー入りする」ことです。2年の9月、東大ゴルフ部の所属する男子Cリーグの試合が行われました。コロナウイルスの影響で、他の部員は応援に行けなかった中、私は学連の運営として試合を見る機会を頂けました。東大の名を背負って戦う同期や先輩の姿を間近で見たことで、自分の中で「この舞台でティーショットを打ちたい」という熱が湧きあがりました。

 今の私の実力は到底レギュラーには届きません。レギュラーとの大きな差がある以上、練習とラウンドを、量も質もこだわっていかなければなりません。この春休みは「ハーフ30台を出す」ことを頑張ろうと思っています。最近アイアンの打ち方が定まってきたものの、この間のラウンドではドライバーのチーピンが続き、ショートパットも何度も外しました。ただこれらのミスの傾向は分かっているので、練習場で直して、残りの春休み期間で結果を出せるように頑張ってまいります。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

 続いては良くアドバイスに乗ってもらっている同期の高澤にバトンを渡そうと思います。


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