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2022

桜の花が散る前に

同期の丹羽よりパスを受けました、ゴルフ部新三年生の井田と申します。よろしくお願いします。


今週水曜の朝練の前、目を覚まそうと携帯を見ると、同期の丹羽から「ブログ回しました~よろしく」とのメッセージが。ついに来たか…ととりあえず以前の部員のブログをザッピングしてみると、期限を過ぎて投稿されたブログがちらほら。中には開き直って言い訳までしているものもあり…別にけしからん、というつもりではなくてですね、むしろその逆、東大生でも期限過ぎてしまう人がいるのだなと、少し安心しただけであります。というより、やはりやるときはやる、というその瞬間風速にたけている人が多いのかもしれないなどと思いをめぐらせ、かくいう私も普段から期限を過ぎてしまう典型的な人でありますから、少しは彼らを見習わないといけないとも感じています。さて私が彼らと決定的に違う点がありまして、それはもちろんブログの期限には間に合ったことです。これには個人的な理由がありまして、一つはタイトルから決めてしまったために延ばしたくなかったことですが、もう一つは、私自身が現在「人に考えを伝える」ということに興味を持っているからです。少し詳しく書かせていただきますと、先日とある面談をしたのですが、途中、二人の面接官のうち、それまでずっと黙っていた方に、第一声「人にものを伝えるのが下手だね。もったいない。」といわれまして、大きく意表を突かれましたが、しかし、妙に腑に落ちてしまったんですね。その言葉によって、これまで、人に伝えることについて深く考えてこなかった、と気づかされたのです。まぁ、これまで、男子校&理系として生きてきたなかで、コミュニケーションについては興味の対象外だったことは珍しくないと思いますけど…はい、言い訳です。同じような境遇で生きてきた人なんて大勢いますし、人に言葉を伝えることがうまい人だって大勢いるわけですからね。はい。つまり、こんな長々と何を言いたいのかといえば、「決して開き直るわけではないですが、言葉足らずで読みにくいところがあれば、そういうことですので、ご理解のほどお願いします」ということです。そういうことですので、最後までお付き合いしていただけると嬉しいです。空白にて休憩をとっていただいた後は、本編に入らせていただきます。



まずは新学期で新わくわくですので、部活に入ったきっかけについてから書き始めます。大学に入るまではゴルフはやったことがなく、ゴルフに対しては、おじさんのたしなみ、程度のイメージしか持っていませんでした。中高は一貫校でバレーボールをやっていたのですが、「大学入学を機に何か新しいスポーツをしよう!」そして「どうせ始めるなら、長くまた一人でもできるスポーツをしたい!」と思い至り、ゴルフが有力候補として残りまして、最終的には、ゴルフをやっている伯父の勧めと、家族も同じ時期に始めることも決まったため、私自身も入部を決めました。数年前まではだれもゴルフをやっていなかった我が家ですが、今では父、母、私に伯父を含めた4人でラウンドをするようになり、不思議なものだな、と思いつつ、両親の老後の趣味が見つかったことに喜びも感じています。最後に少し話がそれましたが、これが私の入部のきっかけであります。

さて、こうしてゴルフ部に入部しましたが、現状スコアで100を切ったのが1度のみと、スコアで部活に貢献できていないだけでなく、後輩育成にも貢献できていないため、その点に関して情けなく感じることがあります。部活のノルマも時期によってはギリギリということも多々あり、それでは運動部という性質上、これでは部活に関して進退を問われてもおかしくないことは承知しています。ではなぜ部活にとどまっているのか。それは、私自身が刺激をもらっているからです。まず、スコア70台やら80台やらの人とともに練習ができる環境なんてほかにないと思います。入部当初、私は、練習場でうまい先輩方をみて、「毎回素晴らしい弾道の球が打てて、もう十分ではないか。」や、「いつも同じような打球だから、うまく打てた時の感動は少ないんだろうな」などと思っていました。それが、上手い部員とともに毎週練習していると、たまにクラブの振り方が変わっているのがわかるんですよね。当初はそれが少し不思議でした。小さなころからゴルフをやっているのに今になってフォームを変える必要が生じる理由が少し引っかかっていたんです。私の中では、筋肉量や柔軟性、骨格が変わっていくことで、バランスが変わっていくから、という結論に終わったのですが、よくよく考えてみると面白いな、と思います。まず、うまい人のスイングって結構まちまちなんですよね。共通のゴルフ理論を知識として持っているのに。クラブの芯をたまに当てる”だけ”のスポーツで、スコアをよくするという目的を共有していて、その手段としてのスイングの理論も共有している、はずなのに実際のスイングには差異がある。しかも各人が日々スイングを更新している。そこに科学の際を感じます。ゴルフのスイングにはたくさんの要素が関わりあっているからこそ、科学によってひとくくりに”理想のスイング”が提示されないのです。それでも部分部分で科学をとりいれ、いろいろな数値を見てゴルフ理論を参照しながら、スコアの更新を目指す。方々でAIの到来により大きな変化が生まれていますが、ゴルフ界にも将棋界のようにAIロボットと人間が争うフェーズは訪れるのでしょうか。そのロボットは、ホールインワンを連発するのでしょうか。もし、現実になってもそれは遠い未来であるような気がします。やはり、ひとつもしくはいくつかの「形」を持っていても、それではうまくいかない。コースの形状、風の様子、芝の長さなど不確定要素が多く、それでは対応できないでしょう。そうなると微調整する頭(=AI)が必要となるわけで、それを再現する体が必要です。人間の話に戻しますと、上手い人だって同じなのかもしれない。本当に”科学的に”正しいスイングよりも、あるレベルでの「形」を求めている。それ以上は状況に応じて微調整を加えるんです。その「形」は思い通りに微調節するから扱いやすいほうがいい。だからこそ、上手い人のスイングのフォームはまちまちなのか。

…とまぁ、ベスト99の私では、頭の中で盛り上がって終わってしまうのが現状です。

もっとゴルフのレベルを上げ、自分に対しても説得力を持てるよう精進します。


続いては、過去に終生のライバルと思っていた同期の夏目にパスを回そうと思います。


勝手に駄文のだしに使ってしまった高澤と一部の同期にお詫びを添えて


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