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2022

こころ

矢野よりパスを受けました、3年の樋渡と申します。よろしくお願いいたします。

突然ですが、私が東大ゴルフ部と出会ったことは、憎きコロナ流行が与えてくれた幸福の一つだと思っています。

ということで、初めは私がゴルフ部と出会った時のお話をさせていただきます。

私は東大入学時に、ゴルフ部に入ろう!と意気込んでいたわけではありませんでした。

しかし、コロナの影響で新歓の時期が半年ほど遅れたことで考えを変えることになりました。

入学から半年間過ごしてみた大学生活は、コロナの影響もあり人間関係が希薄だったのです。

そんな中で、多くの時間を共に過ごし同じ目標に向かって切磋琢磨する仲間が欲しいと感じ、運動会を検討し始めました。そして出会ったのがゴルフ部でした。

ゴルフは親が趣味としていて、テレビでプロの試合を見たりしていたことがあり自分の中では親深いスポーツでした。個人競技ということで、自分の頭で考えながら技術を磨いていける点にも魅力を感じました。


現在は、部員や練習環境に恵まれ、ゴルフ部で充実した日々を過ごし、ゴルフ部に出会えたことに改めて感謝を感じています。


ここからは、ゴルフについて考えていることを書かせていただきます。

ゴルフというのは、とても強く人の心と関わっていると感じています。


まず、ゴルフは人の考えていることがとてもよく現れるスポーツだということです。目の前に池があれば何故か入ってしまいます。ショットの精度に加えて、戦略性や心の強さが問われるのもゴルフの魅力の一つであると思います。


次に、ゴルフはどこまで行っても満足には至らない向上心を追求したスポーツであるということです。先日、同期でとてもゴルフがうまい部員とラウンドに行った際に「いい球しか打たないね」と声をかけると、本人は「ゴルフって自分より少し上手い人のことを見るとすごく上手く見える。それが連鎖しているんだよ。」と話していました。

思い出してみると、主将の先輩とラウンドさせていただいた際も、私から見れば全て思い通りのショットができているように感じ羨ましい限りなのですが、先輩は悔しがりながらラウンドされていました。

ゴルフは、常に己の現状に満足せず、上を目指し技を磨いていくことができるスポーツであり、それゆえ、プレイヤーを引きつけ続けるのだと感じました。


まとめますと、ゴルフというのは、人の心と強く結びついているスポーツであり、だからこそ面白いのだと思います。

私もこのようなゴルフの醍醐味を味わえるように、ショットの練習に精進してまいりたいと思います。


拙文失礼いたしました。

次は、練習熱心で、力強いショットが自慢の山中にパスしたいと思います。


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