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2022

僕のこと/Mrs. GREEN APPLE

川上よりパスを受けました、文科三類 田代真寛と申します。よろしくお願いいたします。

今年度、新歓代表を務めさせていただきました。先輩方の協力があり無事今年も、新しい仲間をゴルフ部に迎えることができました。この場を借りて感謝申し上げるとともに、新入生の活躍を心から願っております。

ゴルフはピアノによく似ていると思います。

先生の演奏をそのまま再現できるように、何度も反復練習を行い、難しい部分があればそこだけ取り出して特訓します。ほんの数ミリの手のズレが演奏を崩壊させ、些細なタッチの差が、音色に大きな違いを生み出します。お手本に近づけるよう、何度も練習を繰り返すことで演奏会などのプレッシャーがかかる場面でも、スラスラと演奏ができるようになります。ゴルフも同様です。ラウンドというプレッシャーのかかる場面で、何度もミスなく打ち続けるには、先輩やコーチの、お手本のスイングが体に染みつくまで反復する必要があると考えています。ゴルフのスイングも、ほんの数センチのテイクバックの位置がズレれば、激烈なダフリを生み、些細な当たりの差で、飛距離が大きくかわってしまいます。

そのような観点から、僕の現在の取り組みは先輩にスイングのアドバイスを頂いて、お手本の形を作り、それをひたすら反復することを意識しております。僕は一年生の頃、ゴルフが大好きでかなり練習をしたつもりではあったのですが、あまり上達しませんでした。わるい癖だらけの自分のスイングで振り続けた結果、よくない癖が体に染み付いていってしまいました。「学ぶ」という単語の語源は、「真似ぶ」であると言いますから、初心に帰って先輩方からアドバイスをいただき、綺麗なスイングを体に定着させようと思います。

大胆さと繊細さが求められるという点では、ゴルフは恋愛にも似ています。初めは大胆で豪快なテイーショット、距離が近づいてからは繊細で柔らかなアプローチが求められるゴルフ、出会った当初は大胆に距離を詰め、仲良くなってからは繊細なアプローチが求められる恋愛。やはり似ています。「猫系彼氏攻略法」とグーグル検索してみると、距離感を合わせるのが大事と書いてありました。やはりゴルフに似ています。僕はゴルフも恋愛もマン振男なので、いつも初っ端からOBを連発してしまいます。ゴルフは2ペナで復活できますが、恋のアウトオブバウンスは心に傷を残すので、もうこれっきりにしたいです。

ゴルフ、そしてゴルフ部という環境は鏡にも似ています。自分という存在のありのままの姿を映し出します。恥ずかしながら、僕の頭の中の自己像は、スポーツ万能、おしゃれで、秀才なハンザムボーイに設定されていました。とても田舎の地域で育ったこともあり、小学生のころは、勉強もスポーツも周りに比べてよくできたため、そのころの自己像が中高時代に膨張を続け、脳内で生き残っていました。ですが、ゴルフ部という鏡を通じて見える自分は、脳内の自己像とは全く異なっていました。勉強はできない、恋人もできない、ゴルフはいつまで経ってもメーリス担当。この一年間は自己像と現実のギャップがあることにとても苦しめられましたが、次第にゴルフを通じて見えるものが真実で、自己像と思われていたものは、「揺籠の嘘」であることに気づきました。15年連れ添った自己像に別れを告げて、現実に向き合い、周囲を観察し、理想に近づけるよう一歩ずつできることから大人になろうと思います。表面的な知識や肩書きではなく、心の強さと他人の痛みがわかる大人に。このことに気づけたことが、ゴルフ部で得られる最大のものになるかもしれません。

自分のありのままの存在に気づかせてくれた、ゴルフ部にどう貢献すれば良いか最近考えることが増えました。ゴルフで貢献することはまだしばらくは難しそうですが、係の仕事や日常の様々な業務、後輩にマナーやルールを教えるという形でなら部の役に少しは立てるかもしれません。新歓が部のために少しは役に立てばよかったと思いますし、これからも積極的に仕事を引き受けて、ゴルフで貢献できない分の穴埋めに努めようと思います。もちろんこれからゴルフが上達して、競技の方でも部に貢献していく予定です笑。

最後にゴルフ部の一年間に対する僕の気持ちをうまく表現した歌詞を紹介してブログをしめようと思います。Mrs. GREEN APPLEの「僕のこと」という曲の歌詞です。


ああ なんて素敵な日だ

幸せと思える今日も

夢敗れ挫ける今日も

ああ 諦めず足宛いている

狭い広い世界で

奇跡を唄う



以上拙文失礼いたしました。次は隠れた特技を色々と持っている梅津にパスしようと思います。


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