眼鏡の浅野からご指名いただきました、新二年生の加藤と申します。いきなりのブログ担当抜擢に驚きを隠しきれませんが、何卒よろしくお願いします。
突然の告白になりますが、僕はゴルフがだいぶ下手です。そのため、2年生になったら週四くらいでゴルフをしようと思っていました。思っていたんですが、最近司法試験の勉強を始めてしまったこともあり、思うようにゴルフに時間を割けていないのが現状です。ただ、法学の細々とした作業を積み重ねていく点はゴルフと酷似しており、法も実質ゴルフだと思えないこともありません。ゴルフの練習としての法の勉強も捨てたもんじゃないなぁというのが正直な感想です。
さて、法の勉強を始めてしまったことで、突如として毎日「法に触れ」ざるを得ない生活を強いられてしまったわけです。20年間犯罪とは一切無縁のクリーンな生活を送ってきたので、こんな事態には慣れておらず常にビクビクしております。精神的に参っちゃいます。
そして精神的に参るといえばやはりゴルフです。(雑な導入ですみません)「ゴルフはメンタルゲー」とは山田虎汰の有名な言葉ですが、ラウンド中は何度も精神的に参ってしまうことがあります。たとえばこの前ですと、自己ベスト更新ペースで回っていたラウンドのパー3のホールで10打叩いてしまいました。次のパー5の最終ホールを一打で回れば自己ベスト更新だったのですが、そのような可能性はあまり高くないとあり、途中棄権すら考えました。人知れずこっそりと地団駄を踏んだものです。
このような大叩きに伴って気持ちが落ち込み切り替えが必要な時。そんな時、僕はコースを地球規模に拡大させて考えるようにしております。人一人の人生ではいくら頑張ろうと到底踏破しえない、あまりにも広大な地球です。そこに極めて小さな穴を開け、そしてボールを入れ込むという奇跡を要求してくる競技がゴルフなのです。そこではもはや打数など些細な数字にすぎません。何打、いや何年かかったとしても、無事穴を見つけ、そこにボールを入れ込めれば誰でも褒められるべきなのです。ちょうど歩行歴の浅い赤子が大地を一歩踏み締めるごとにその足跡一つ一つが大きな価値として称えられるのと同じように、ゴルファーも1ホール終えるごとに世界から盛大な拍手を浴びるべきだと考えます。これが最近個人的にキている、気持ちを楽にするボーダーレスゴルフの考え方です。
こうしてみると、もはやスコアってなんだろうという想念に駆られることとなります。技術にどんなに差はあれど、結局は誰のスコアも四捨五入すれば100に収まる世界です。ゴルフ界とは巨視的に見れば、僕も山田虎汰もマキロイもビートたけしでさえも、みんな世界ランク一位タイとなれるやさしい世界であると考えられます。そのことを忘れ、目の前の失敗に必要以上に囚われては、最も本質的な「楽しむ」ということを忘れた本末転倒な事態に陥りかねません。当然ミスの原因を突き止め修正と向上を図るのも大事ですが、それが元で苦しむこととなっては元も子もないのです。時には、小さいことは気にしない勇気も絶対に必要です。まさしくわかちこであります。
とは言ったものの、私事になりますが、最近クラスでゴルフが小ブームとなったその煽りでクラス内にゴルフ部が発足することとなり、あろうことか僕が主将兼監督に任命されることとなってしまいました。遅刻等に対する叱責は当然のこと、技術的な指導まで求められる見込みです。部員一人一人のスイングの乱れを隅々まで検知し、細かくアドバイスすることが期待されているらしいです。そうなると小さいことは気にしない、わかちこがどうだ、などと悠長なことは言ってられなくなります。あくまでボーダーレスゴルフの考え方は大切にした上で今後はしっかりと細かい場所まで気を配れる様にならないとなぁと気を引き締める次第です。そしてその結果として、まだまだ道半ばではありますが、ゆくゆくはスコアが四捨五入すると0の域まで持っていけるようになれればと目論んでおります。
詰まるところ何が伝えたいのかと聞かれますと、次のブログ更新を皆さんお待ちかね、4ヶ国語が堪能な野中に託したいということに尽きます。できれば日本語での更新よろしくお願いします。