新2年生の吉本よりパスをいただきました、新3年生女子部主将の石原です。
彼女の高すぎるコミュニケーション能力と尽きないエネルギーには部員の多くが憧れているのではないかと思います。今後もどんどんスコアを伸ばすであろう期待大の選手です。女子部を一緒に強くしていこう!
さて今回から新3年生が1年ぶりに更新します。よろしくお願いします!
美スイングと言ってくれたことが嬉しいのですが、恐らく身体が柔らかいことが関係していると思います。両親ともに身体が恐ろしく硬いので、色々な関節の可動域が広いのはゴルフを始める前に2歳半から高校2年生までずっと踊ってきたバレエのおかげです。15年…文字にすると自分でもその長さに驚きますが、趣味なりに、でも趣味の二文字では言い尽くせない力感で真摯に頑張り続けた15年でした。基本的に生活の中心であり脳内を占める最大項目で、一番長い時間を過ごしたコミュニティでした。今でもバレエは私の大事な一部で、もうまともには踊れないのに暇な時間には踊ってみるし、踊り方やダンサーについて今の方が詳しいし、勉強・運転・支度のお供はバレエの楽曲です。この夏で辞めてから丸4年が経とうとしており、トウシューズを久しぶりに履いてみたら脛が攣りそうになって、こんなところの筋肉使っていたのかと驚愕しました。足裏の筋肉も衰えて、気がつけば靴のサイズは0.5cm小さくなっていました。4年も経てば当然かもしれないけれど、身体が昔の感覚を忘れていくのは少し寂しいものです。それでもゴルフに回転軸が活きたり、四肢や腹筋の感度の高さが練習を助けてくれたり、柔軟性が飛ばしの基礎になったり、嬉しい繋がりも複数あります。
美談で済めばいいのですが、バレエ生活の終わりはあっけない形でした。バレエが上手くなるには時間と体力と様々な集中力が必要だけれども、大学受験が近づいて終わりが見えてくると、様々なことを我慢して上達を目指すことが難しく、身体と心がチグハグになっていき、舞台の直後に生まれて初めて髪をショートまでバッサリ切って完全に辞めました。半分は意志で、半分は挫折でした。実質的には楽しかった思い出と頑張り切れなかったことに対する後悔だけが残りました。
しかし、前回のブログから1年と少しが経って、ゴルフ・ゴルフ部両方に対する気持ちが大きく変わっていく途中で、精神面でも過去との繋がりを見出し、その後悔がゴルフに火をつけることになりました。
前回ブログを書いた時には、ただただゴルフという新しいスポーツが楽しくて、大学の授業と部活動と当時は2つの運動系サークル活動での忙しくも充実した日々の中でモグラ叩き式に生活をしていました。ブログも締め切りに追われてお風呂上がりに日付と戦いながら急いで書いたのを覚えています。
1年生の3月に100切り、2年生の5月に初めてのリーグ戦、この上ない興奮と充実感を味わった期間でした。大好きな先輩方と同期と同じチームで頑張っている帰属感が嬉しくて楽しくて仕方ありませんでした。9月のリーグ戦はリーグ残留がかかっていたので、授業がない時間には積極的にコース入りをし、練習に行き、短期留学にも竿を持って行って毎晩パター、そして夜のキャンパスの芝生で素振りをし、懐中電灯を持った警備員さんに照らされて気まずくなっても辞めませんでした。
それでも伸び悩みました。同時に色々と悩み始めました。リーグ戦に間に合わせなくてはいけない焦りや責任感を認識し出すと、誰に頼まれてやっている訳でもなく、スポーツなんかせず学問や社会的な活動を選んでいい20代に、楽しいから以外にゴルフを頑張る理由を言語化をしないと、いつか諦めたくなりそうでした。初夏に出した答えは次のようでした。「学生ゴルフは社会に出る前最後の、期限付きで何かに対して非常に明瞭な結果を求める経験になる。家族に迷惑をかけ、協力してもらい、好きだから続けていたはずなのに尻切れトンボになってしまったことへの後ろめたさ、頑張り切れない自分の弱さ…バレエの後悔を払拭できる最後のチャンスになる…!」
バレエで残った悔しさや不甲斐なさが次の頑張る理由を与えたのです。精神的・肉体的に辛い時に頑張り続ける方法はバレエを通して習得済みでした。耐えるメンタル、追い込むメンタル、身体への集中力が自分にはあることに気づきました。
スティーブ・ジョブズによる有名なスピーチに次のフレーズがあります。
you can’t connect dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in the future.
まさにこの言葉でした。バレエの経験のドットは、当時は繋がりようのないドットかと思われたけれど、数年経って全く別のゴルフというドットに、肉体だけでなく精神的にも繋がりました。役に立つ能力を培い、頑張る理由を与える。汚点になってしまったかと思われたドットは、今や立派なドットとして、当時は考えもしなかった形の繋がりを発揮しています。
ジョブズはこう続けます。
You have to trust in something - your gut, destiny, life, karma, whatever.
短パンが解禁になった夏休み、膝の裏がありえないくらい焼けるまでゴルフ場入りし、先輩方との最後のリーグ戦での気合いと調子は十分でした。それでも試合本番は両日前半大叩きで結果を出せず、心底悔しくて、試合でナイスプレーができる日は来るのかとショックと不安にかられました。追い打ちをかけるように、拠り所だった先輩方の卒部、未熟で迎える女子部最高学年という立場、進振り後の忙しい生活と、秋にはゴルフ部生活が楽しいのか分からなくもなりました。そして私にとって女子部主将という役職は思っていたよりも重いもので、新執行部ミーティングに学年で1人だけ参加するとき、先輩方を前にしっかりせねばという重圧でお腹が痛くなります。連絡を流すとき、同期や後輩にどう映るのか不安になります。悪気がないのは重々分かっていますが、来年は交代したら?、と言われて落ち込む日もありました。春になってスコアがまとまり出しても、スコア取りラウンドで打っては自信を失いかけます。プレーや練習自体は楽しくても、良いことばかりではないのが現実です。
ゴルフ部にいる限り葛藤は付き物で、疑念や不安がゼロになることはきっともうないでしょう。それでも明確な頑張りたい理由と、本気だからこその達成感と、そして楽しさを知ってしまったので、苦しい時でも私は絶対に止まりたくありません。自分の根性と運命とカルマと能力と精神力、そして何より一番近くで一緒に頑張っている仲間たちと、明るい未来を信じて、日々ドットを打ち続ければ、必ず何かに繋がる。それはゴルフ部在籍中に上手く繋がってくれなくても、もしかしたら将来別のドットにひょんなタイミングでリープして繋がるかもしれない。ある意味気長に、でも常に真剣に、ゴルフとゴルフ部に向き合うことは将来何かの意味をもつと信じています。
信じる強さを行動と姿勢を通して見せ、その気持ちを共有できる女子部主将でいられるよう精進します。
大変長くなりましたがお読みいただきありがとうございました。
次は温厚ながらゴルフには熱い同期の太田にパスします。

