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2026

織姫は何処に

喋ることが多いというより、喋らない日の方が珍しい嶋元からバトンを受け取りました、谷口です。これを書いている期間のスケジュールを振り返ると、「ゴルフ、農業、農業、ゴルフ、休み、農業、農業、農業」と、8日中7日はラフにいます。フェアウェイに出てみたいものですね。


さて、このブログを書くにあたっていくつか案を出したのですが、どれもまとまりのない自己満足な文章になりそうだったので、削ることにしました。自分が頭を使って必死に考えた文章を、誰にも見せずに引き出しに仕舞うというのはなかなかのストレスです。しかし、その削るプロセスの中で、ふとある言葉が頭をよぎりました。

皆さんは「ドパガキ」という言葉をご存知でしょうか? 「ドーパミン中毒のガキ」の略で、主にショート動画などの手軽で強力な脳内快楽を供給するコンテンツに依存し、集中力や忍耐力が低下した現代人を揶揄するネットスラングです。この言葉が今の私にグサグサと刺さっています。

YouTubeの倍速視聴がやめられなかったり、Netflixを見ながらブログを書いていたり……身に覚えがありすぎます。本来、ドーパミンとは目標に向かって努力し、それを達成した際に分泌されるものです。しかし今日では、スマホを開けばわずか15秒で新しい刺激が手に入ります。この「ドパガキ現象」はもはや若者だけのものではなく、大人にも普及しているようです。ドパおじ?

また、原因はSNSだけでなく、「AIの急速な普及」にもあると私は考えています。これまでは調べものをする際、ブラウザを開いて色々なサイトを比較しながら思考を巡らせていましたが、今やAIに聞けば数秒で分かりやすい答えを出してくれます。便利さと引き換えに、私たちは自ら苦労して答えに辿り着くプロセスをスキップしているのです。


このドパガキの問題点を大きく分けて3つ考えました。

まず、日常の退屈化。短期間で強い報酬を得ることに脳が慣れて麻痺すると、読書や勉強、あるいは映画といった「コストはかかるが、長期的な価値があること」を退屈に感じるようになります。こんな駄文をここまで読んでいる貴方はドパってないです。

次に、思考力や粘り強さの低下。一つの課題に対して論理的に、かつ粘り強くアプローチする能力が低下します。これにより、複雑な文脈の理解や、長期的な問題解決が苦手になってしまいます。

最後に、ドパガキを抜け出すことの難しさ。SNSをやめられない。短期間で報酬を得ることに脳が慣れる。ドパガキ化。といった依存のサイクルが出来上がってしまいます。


これらのバグってしまった報酬系を狂わせる元凶であり、同時に解決の鍵を握るのが「シングルタスク」の徹底だと考えます。

そもそも「マルチタスク」とは、脳が同時に複数のことを処理しているのではなく、単に高速でタスクを切り替えているだけの状態です。人間の脳は本来、シングルタスク仕様にできています。マルチタスクは脳を過剰に興奮させてドパガキ化を進行させ、一度その快楽を知るとマルチタスクがやめられなくなるという悪循環を招きます。

だからこそ、「ながら」を意識的に制限することが重要なのだと痛感します。動画を見「ながら」食事をする。音楽を聴き「ながら」歩く。これらは時間の有効活用ではなく、脳を麻痺させているだけです。振り返ってみれば、その時観ていた動画や音楽の内容なんて、大して覚えていないのではないでしょうか。


思考を放棄せず、目の前のひとつのことにじっくり向き合うことを、私もこのラフだらけの生活の中から始めてみようと思います。


それでは、そろそろ並木にバトンを渡したいと思います。 最近筋トレに励んでおり、気づけば並木の体重に追いついてきました。共に往こう、高みへ。


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