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2022

大学からゴルフを始めた君へ

三浦からパスを受けました、主務の清水です。

更新が遅くなってしまい大変申し訳ありません。「最後のブログだし、どうせなら自分が現役時代に考えていたことをいろいろ書きたいなー」なんて悠長に考えていたら、気付いたら大変な期間が空いてしまいました。本当に申し訳ありません。


タイトルにもある通り、最後のブログは大学からゴルフを始めた部員に向けて書こうと思います。主務としてどういったことを考えていたか、みたいなことも書きたいと思いましたが、同期の四年生が書いたことと結論はほとんど一緒になってしまうので、そこに関してはもう一度自分がわざわざ書く必要もないと思っています。



東大ゴルフ部では各代何名か未経験者からレギュラーになる選手がいるのですが、その人たちが具体的にどのような練習をして上手くなったかは、記録としてほとんど残されていません。手前味噌で恐縮ですが、私も大学からゴルフを始めて運良くリーグ戦に出て、おまけに僅少ではありますがリーグ戦で活躍することもできました。

東大ゴルフ部は未経験者が非常に多い部活です。にもかかわらず、「大学からゴルフを始めて最短で上手くなるコツ」みたいなノウハウは選手間ではほとんど共有されてきていません。実際私は下級生の頃から、そうした未経験者の先輩がどうやって上手くなったのかを日々知りたくて、先輩方の過去の紙月のスコアを見ては自分と比較したりしていました。

大学からゴルフを始めた人にとって、ゴルフ部生活の三年半はあまりに短い時間です。未経験者でレギュラーを目指すのであれば、出来る限り無駄なことは削ぎ落として結果につながることにリソースを投入するのが理想です。実際、「あと半年あれば目標としたスコア帯に届いたかもしれない・・・」、という状態で卒部していく人たちはたくさんいると思います。

そのためこのブログでは、自分のゴルフ部生活での振り返りとともに、私がどのようなことを考えて日々ゴルフをしていたのかについて、後輩のみんなに伝えられたらと思います。自分は3年生までは目立ったスコアを残せませんでしたが、四年生になってから一気にスコアを伸ばすことができました。特に四年生の4月からの半年は、常に「どうやったら自分の能力の中で最高の結果を残せるか」ということを考え続けた日々だったと思います。ゴルフの技術論などは他の人たちに劣りますが、「残された時間で最大限の結果を出す」方法に関しては人よりも考え抜いてきた自負があります。最後のブログでは、自分の4年間の振り返りと共に、自分がどのような考えのもとゴルフをやっていたのかについて書きたいと思います。


(内容が内容なだけに、少々上から目線の文章が多くなりますが、最後のブログということで許していただけたらと思います(汗))




「ゴルフ部4年間の振り返り」

まず最初に、自分の4年間を振り返りたいと思います。

大学一年生について。入部当初から「絶対に上手くなって、未経験者であってもリーグ戦で活躍してやる!!!」とやる気と自信に満ち溢れていた自分は、デフォ練の他に自主練にもいくなど精力的に練習していました。そのおかげもあってか大晦日に100切りし、同期と比べても比較的順調に上達しました。


大学二年生に関しては、コロナによる自粛でしばらくゴルフの練習が疎かになったこともあり、夏までは90中盤と行ったところで伸び悩みはじめました。夏のレギュラー選考では自分はセレクションで落選し、同期で同じく大学からゴルフを始めた三浦・阪上がレギュラーとなり、同期にとても大きな差をつけられました。今思うと彼らの上達スピードが早すぎたこと、その上自分の努力量が足りなかっただけだと思うのですが、その時ばかりは「自分はゴルフの才能がないんだ」と思い、入部当初の威勢の良さは完全に消え、自分のポテンシャルに対して自信をなくしていました。しかし、秋に80台を飛び越えていきなり70台を出したことをきっかけに、徐々に80台〜90そこそこで回れるようになり、次第に同期に追いつけるようになりました。


大学三年生では、春のリーグ戦は一打差でレギュラー落ちを経験しましたが、夏のリーグ戦では初めてレギュラーメンバーとなり、リーグ戦にも出場することができました。しかしスコア帯としては良くて80中盤といった具合で、もちろんマッチプレーでは戦力になることもできず、試合の勝敗に何ら関与できない無力感を味わいました。また、三年生の夏以降は就職活動が本格化し、練習時間もあまり確保できず夏からの上達の手応えがないまま四年生を迎えました。


大学四年生では、4月に就活が一段落したこともあり、そこからはゴルフ漬けの日々を過ごしました。寝ても覚めてもゴルフの生活を送った甲斐があったのか、メキメキと調子が良くなり、春のリーグ戦では1日目に78を出し、初めてリーグ戦でチームに貢献することができました。その後もベストスコアを更新するなど調子をあげていき、夏のリーグ戦では5試合に出場し4ポイントを獲得することができました。(うち3ポイントは主将の田中とのダブルス)入れ替え戦では自身もチームも負けてしまいましたが、結果としてはリーグ戦で活躍するという目標を達成し引退を迎えることができました。


このように自分は途中までは伸び悩んだ時期もありましたが、基本的には右肩上がりでずっと上達し続け、四年生でピークを迎えることができました。しかし、自分が上達できたのは自分一人の力では全くもってなく、ひとえに同期をはじめとしたゴルフ部の人たちのおかげだと思っています。互いに競い、励まし合うことができた素晴らしい同期に恵まれたからこそ、自分はゴルフに向き合い続けられたと思っています。




「未経験者が活躍すべき理由と未経験者の限界」


そもそも、なぜ未経験者がリーグ戦で活躍することにここまで清水がこだわっているのかと思った人もいるでしょうが、自分には三つ理由があります。


一つ目は成績の安定化です。今までのゴルフ部は、ゴルフが上手い経験者が何人入ってくるかがリーグ戦の成績に直結してきました。こう言ってはなんですが、ある種「経験者ガチャ」みたいな側面があると思います。しかし、リーグ戦で活躍できる未経験者が安定して何人も出てくるようになれば、長いスパンで見た時成績が安定すると思います。

二つ目に他校の未経験者の選手の活躍です。春夏のリーグ戦に出て気づいたことは、他校には大学からゴルフを始めてパープレー前後で回る選手がいたことです。東大ゴルフ部では未経験者でリーグ戦に出ていても、多くの人たちがベストスコア70後半から80前半で卒部を迎えるケースが多く、自分もそうした水準が大学からゴルフを始めた選手の限界であると考えていました。しかし、他校の例を見ていると少なくとも限界はまだまだ先にあるように感じます。誤解を恐れずに言えば、今までの未経験者の役割は「5番手・6番手として

チームの穴を埋める」ことでしたが、やり方次第では「エースとしてチームを勝たせる」ことも可能だと自分は思っています。

三つ目に部活の大半を占める未経験者のモチベーション維持のためです。仮にレギュラーが全員経験者であれば、未経験者の部員からすると努力ではどうにもならない「透明な壁」があるように感じます。毎年誰かしらがリーグ戦に出て、その「透明な壁」を打ち破っていくことが、後輩の成長にもつながると自分は考えています。


こういった理由から自分は未経験者が活躍すべきだと考えているのですが、先程も述べた通り現在までの東大ゴルフ部では未経験者は「5番手・6番手としてチームの穴を埋める」といった役割に留まっていると考えています。リーグ戦でチームを勝たせる、活躍するには70台のスコアは必要ですが、東大ゴルフ部の未経験者レギュラーのスコア帯はおよそ80前半といったところです。無論、そこまでに到達することは非常に大変ですが、現在東大が所属しているCリーグにおいては、それぐらいのスコアでは出場者の平均は下回ってしまいます。そのため「チームを勝たせる」ためには、現在の80前半のスコア帯を少なくとも70台に持ってくることが必要だと思います。


自分のことを自慢しているようで大変恐縮ですが、私は4年生の8月に19ラウンドして平均スコアが79.6でした。リーグ戦の会場となった静ヒルズでの合宿でも三日間平均80を切るなど、相手の実力やその時の運次第ではリーグ戦でも戦えるスコア水準に到達することができました。

ここから先では、自分が最後の半年にどのようなことを考えてゴルフをしていたのか、また自分が思う未経験者が上達する上で大切だと思うことを蕩々と書き連ねていこうと思います。

ターゲット層としては、練習を重ねて部内では上手い方なんだけど80切りはできない、ベストスコアが70台だけど70台がコンスタントに出ないという人たちを想定しています。(もちろんそれ以外の人でも構いません!!!)

完全なる私個人の独断と偏見であり、「何言ってんだよこいつ」と思う部分もあるかもしれませんが、最後のブログということでどうかお許しください。




「未経験者のゴルフの上達について」


スコア=「技術力」×「選択力」


自分はゴルフのスコアは「技術力」と「選択力」の二つによって決まると考えています。なんとなくわかると思いますが、それぞれに関して簡単に説明すると「技術力」はまさしくショットなどのゴルフの技術です。自分の中では、イメージを具現化する力だと定義しています。それに対して「選択力」は、コースで常に最大の期待値の選択肢をとる力です。巷でよく言われるコースマネジメントと似たようなものですが、自分は少し違うものを考えています。

すごく突拍子もないことを言いますが、私はゴルフはビデオゲームに近い構造を持っていると思います。例えばアクションゲームなどの場合、「キャラクターのレベル・強さ」と「操作するプレーヤーの上手さ」が勝敗を分けますが、ゴルフも同様に分解できます。つまりは「キャラクターの強さ」が「技術力」、「操作するプレーヤーのスキル」が「選択力」という意味です。そういった点で、ゴルフは自分というキャラクターを操作して、いかにいいスコアで回ってくるかというゲームであるとも考えられます。


自分が四年生の時に常々思っていたことが、「技術力」を向上させることには取り組んでいるのですが、「選択力」を向上させることを行っていないがあまり、努力量に対してスコアが出ていないのではないかということです。特にゴルフを大学から始めた部員は3年半という短い時間で結果を出さなければなりません。もちろん圧倒的なショット力やショートゲーム力を身につけて、コースを力でねじ伏せられるのが究極の理想ですが、そんなことをできる人はなかなかいません。だからこそ結果を出すためには、今の自分の実力を最大限出し切る、今の実力で最大限のスコアを出すことをもっと考える必要があると思います。


自分はこの「今の実力で最大限のスコアを出す」ということをクラブセッティングにも反映させていました。一部では「難しいクラブを使わないと上手くならない」といった風潮がありますが、自分は全くそんなことはないと思います。(シニア向けのクラブとかは流石に話が違いますが)むしろ、今一番結果が出やすいクラブを使うことが、時間が限られているゴルフ部ではベストだと思います。「自分というキャラクターに一番結果が出るクラブを使わせる」というのも「選択力」の一種だと自分は思います。


話をコースに戻しますが、コースで常に最大の期待値を取り続けるということに関して、もう少し具体的に説明したいと思います。あくまで具体例に過ぎませんが、例えばピンまで170ヤードで手前150ヤード付近まで池のシチュエーションを想定してください。おそらく男子部員だったら大抵の人がグリーンを狙っていくと思います。ただ、仮にグリーンを狙った場合に1/2の確率で池に入ってしまう人がいるとしたら、その人はどういう選択を取るのが最大だと思いますか?この場合、池を避ける方向に打ったらほぼほぼ2打で乗ると思います。しかし、仮にグリーンを狙いに行った場合1/2で1打、1/2で3打以上かかってしまいます。(以上なのは打ち直しで池を確実に越える保証はないから)また、1/2でしか池を超えない技術力では、池を超えたとしてもグリーンに絶対乗ることはおそらくないでしょう。そう考えると、この場合の1番いい期待値の選択肢は池超えを狙わないということだと思います。


周りくどくて申し訳ないですが、自分が何を言いたいのかというと、結果を出しに行くゴルフをするのであれば、少なくとも70台とかが連発していないレベルなのであれば、圧倒的に守りの選択肢を取った方がいい場合が多いということです。別の言い方をすれば、大学からゴルフを始めた部員のほとんどが、攻め過ぎたマネジメント・自分の能力を過信したマネジメントをして本来得られていた期待値を失っていると思います。


ただゴルフという競技の性質上、そうした攻めの選択肢をとってしまうのは当たり前のことだとも思います。なぜならゴルフで一番面白い瞬間はチャレンジが成功した時だからです。また先ほどの例の場合、おそらく池超えを狙わないことはパーを諦めることと同義だと感じる人も多いと思います。だからこそ、コースに行くと攻めの選択肢が一番良さそうだと思ってしまうのだと思います。また、ある人は「例え失敗したとしても、チャレンジしていかないといつまで経っても小さくまとまって上達しない」という考えから、チャレンジしているのかもしれません。もちろんその考えも一理あるのですが、大学ゴルフ部という環境において「結果」が一番の成長を後押ししてくれるものだと自分は思います。「結果」が自信とやる気を生み、また次の「結果」が出るという好循環に入るのが、最も効率の良い成長方法だからです。90前後の人が70台の人がするレベルのチャレンジをしたい気持ちも分かりますが、まずはしっかり80台にランクアップするために守りの選択肢を取るのが、ゴルフ部生活を俯瞰で見たときの70台への近道だと自分は思っています。


ここまで、「選択力」が重要であるということを蕩々と述べてきました。ここからは「選択力」を養い、コースで最大期待値を取るための方法に関して、自分の考えを説明していきたいと思います。私は大きく分けて2つ重要なことがあると思います。一つ目は自分の技術力を正確に把握することです。先程の池越えのショットになぞらえて説明すると、まずは自分がどれぐらいの確率で池越えを成功させられるのかを、なるべく正確するということです。二つ目はコースでのメンタルコントロールです。先程も述べたように、ゴルフは基本的にはチャレンジの選択肢を撮りたくなってしまうスポーツであり、そのチャレンジが非常に魅力のスポーツでもあります。ただ、スコアを出すに当たって、場合によってはチャレンジをしないという選択肢を取る必要があり、これにはメンタルコントロールが必須になってきます。

次は今あげた「自分の技術力を正確に把握」、「コースでのメンタルコントロール」に関して具体的に書いていこうと思います。





「自分の技術力を正確に把握」

コースで常に最大の期待値を選択するために、まずは自分の強さ、つまりは「技術力」が一体どの程度なのかを把握することが非常に重要です。皆さんがRPGのゲームをやっていたら、例えば自分がレベル20なのに、レベル40の相手に対し真っ向勝負を挑みますか?おそらく相手にやられるのが目に見えているので戦いを回避すると思います。ゴルフにおいても、スコアを出しに行くなら同じことをする必要があると思います。

また自分の実力がおよそ理解できたら、今度は相手であるコースについても分析が必要です。自分の実力から考えて、そのコースは大体どれぐらいのスコアで回れそうかと考えるのは非常に重要で、これらはコースでのメンタルコントロールにも活用できます。

ここでは、自分の実力を把握する方法、把握した実力を各コースに落とし込み期待できるスコアを算出する方法について書いていきます。


・自分の実力を把握する方法

①ティーショット

どれぐらいの確率で曲がってしまうのか、パーオンが狙えない場所に行ってしまうのかについて把握しておくべきです。またティーショットを良い、普通、微妙の3種類に分けて、それぞれどれぐらいの飛距離になるのかは把握しておくべきです。(特にキャリーとかは把握するべき)

自分は練習場でよく5球テストをしていました。練習場でセーフゾーンを設定して、5球のうち何球セーフゾーンの枠内に収まるかを確認していました。

②グリーンアタック

ユーティリティーやアイアンに関しても、どれぐらいの確率でグリーンを捉えることができるのかをテストしておくべきです。これに関しても、自分は調布練などで一番奥のグリーンに何回キャリーさせられるか、みたいな練習を練習場で行い把握していました。

特に8番アイアンを自分はショットの基本としていたので、8番アイアンがどの程度乗るかは自分の調子をバロメーターでした。

こうしたテストを通じて、次に書くラウンドシミュレーションにおいて、およそ何ヤードぐらいからならを3打で上がれそうかということを感覚的でいいので把握しておくといいと思います。(自分は三年の時は125ヤード以下、四年生の途中から150ヤード以内からなら大体3回で上がれそうだなと思っていました。)


・コースごとの期待値を把握(ラウンドシミュレーション)

自分の大体の技術力を把握したのちは、自分が理想状態でコースを回ったときに、大体どれぐらいで回れるのかを考えます。自分は以下のグーグルスプレッドシートのように計算を立てていました。

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1X4exSNfjuGBkYzCulIVOQnyhbS9Xbg3Rzy-Lyw_fA_g/edit?usp=sharing

理想状態で回れることを前提とした時に、ドライバーは250ヤード飛ぶものとする、ピンアタックが※150ヤード以内(番手的には8番アイアン以下)の時はパーが取れて、それ以外の時はボギーと計算していました。

(※正確には、150ヤード以内からパーを取りこぼしてしまう数と、150ヤード以上からパーを拾える数が一致するというイメージです。)

あくまで理想論であるので、現実はそんなに上手くいかないのですが、とりあえずそうやって自分のスコアの目安を設定していました。上のスプレッドシートを見ればわかるのですが、コースにもよりますが自分の場合は大体40前後になっていました。このスコアを基準として、それ以外の事象については以下のように考えていました。

〈一打追加〉

・ティーショットをセカンドを打てないところに曲げてしまった時

・150ヤード以内からグリーンに乗らない時

・スリーパットした時

・ハザードに入れた時(OBなら2打追加)

〈一打削減〉

・寄せワンが取れた時

・150ヤード以上のピンアタックが乗った時

このようにして自分のスコアの基準を作り、そこから差し引きで計算できるようになると自分のスコアに関してより分析しやすくなると思います。


・適切な目標スコアの設定

こうしてラウンドシミュレーションをした後に、目標スコアを設定していきます。例えば自分の場合は、程ヶ谷を回る時はハーフ39、静ヒルズの時はハーフ41を目標にしていました。コースによって難易度は異なるので、コースに応じて目標スコアを変えていかなければならないと思います。




「コースでのメンタルコントロール」

次に、コースで最適な選択肢を取るために自分がやっていたことに関して書いていこうと思います。ゴルフは非常に誘惑が多いスポーツです。ともすればバーディーやパーもとれるが、少しミスをするとボギーやダブルボギー、またはそれ以上になってしまうという場面ばかりです。自分もラウンドが終わった後に、「何でそんな選択をしてしまったんだ」と後悔することは沢山ありました。そんな中で、どのようにすれば常に最適な選択をし続けられるかについて、自分なりにいくつか対策を考え実践していたので、それらについて書いていこうと思います。


・事前のラウンドシミュレーションを参考にする

まずは1つ前で述べた自分の事前シミュレーションのスコアをプレー中も必ず参考にすることです。実際にラウンドしていると、難しいホールであってもパーが欲しくなってしまうものです。長いホールや難しいホールでは、ティーショットはセカンドでパーが取れるようなポジションを狙いにいきたくなると思います。(飛ばしにいったり、少しショートカットを狙ったり)しかし、ラウンドシミュレーションでは想定スコアはボギーなのですから、自分の実力を鑑みるとそこまでシビアなショットをする必要はないのです。そうして守りの選択をしていくことがスコアをまとめると自分は考えています。

また、パーオンを狙うショットでも同様です。使う番手から、自分のそのホールの期待スコアみたいなものを大体把握することができると思います。そうすれば、そのホールにおけるベストな狙い方が決まってくると思います。(例えば、ピンに向かって攻めていくのか、手堅くグリーンセンターに乗せるのか、あわよくばパーぐらいの感覚でとりあえず花道方向に打っていくのかなど)

また、漫然と回っているとどのホールでも同じ熱量でパーを狙いにいってしまうと思います。しかし、このラウンドシミュレーションに従うとよりメリハリ・濃淡をつけて18ホールに取り組めます。少し話は変わりますが、ラウンド中の集中力は上限が決まっていると自分は考えています。RPGのMPのようなイメージです。そのため、18ホールの全てで100%集中するのは不可能であると考えています。だからこそ、こうしたラウンドシミュレーションで各ホールごとに集中力の濃淡をつけることで、集中力をよりスコアに直結しやすい形で上手に使うことができると思います。


・前後際断する

前後際断という言葉は、野村監督が言っている言葉として有名なので知っている人も多いかと思います。意味としては「過去も未来も断ち切り、今にすべてを集中すること」です。自分はゴルフにおいてはこの前後際断するということが非常に大事だと思っています。自分にも身に覚えはありますが、「今まで打ち過ぎてしまったから、この後取り返さなきゃ」と考えて、無理なマネジメントをしてさらにスコアを崩してしまうということは往々にして起こると思います。そんな時にこの前後際断を意識して、常に期待値が最大となる選択肢を取り続けること、前のホールのスコアを考えず今回っているホールに集中することがスコアをまとめる上では非常に重要だと思います。(特にセレクションやレギュラー選考などでは、この考え方が効く場面がたくさんあると思います。)

また、事前のラウンドシミュレーションで目標スコアを適切に設定できていれば、そこまで目標スコアから離れないペースで回ることが多くなると思います。そうすると心にも余裕が生まれ、より一層前後際断をうまく行えるようになります。



「まとめ」

ここまで、自分のゴルフ対する考え方について書かせていただきました。自分がこういった考えに至った背景には、同期の存在があります。自分の同期には300ヤードを越える飛距離を持つ選手、正確なアプローチやパターの技術を持つ選手、正確なショットを武器とする選手など、自分より先にレギュラーとなっていた同期にはみな何からの武器がありました。ただ、自分にはこれといった武器・長所がなく、どのように同期に追いつけるのかというのを常に考えてきました。そうした出た結論が、実力を伸ばすだけでなく、実力を常に100%発揮できるようなコース・メンタルマネジメントでした。そのため、この自分の考え方は「武器がない」人の一つの戦い方にもなり得ると思っています。また、番手選択において、自分は常に正しい選択をとれていたわけではありませんでした。一緒に回る同期などにその都度アドバイスを受けながら、最適な選択を模索していました。そのため、皆さんも他の人の意見を色々と聞きながら、自分にとっての最適なクラブ選択は何かを考えていって欲しいです。


また、偉そうに色々と書かせていただきましたが、自分のこの考え方にはいくつもの欠点があるとも思っています。一つは数ホールでボギーを許容するため、70台は出やすくなるが75以下はほとんど狙えないということです。また、難しいチャレンジは避けていくマネジメントが多くなるため、マッチプレーには不向きなゴルフスタイルだということです。(マッチプレーではどこかでチャレンジを成功させることが、勝つためには必須だと大会後痛感しました。自分のゴルフスタイルだと相手のミス待ちでしか勝ち筋がありませんでした。)


実際自分が実現できたように、この考え方でゴルフをすれば80前後まではスコアを出すことはできると思います。ただ自分が時間切れになってしまったのに対し、現役の人たちにはまだまだ時間があります。一刻も早く80前後のスコア帯に突入して、そこから先の75以下・パープレーを出すためにどうすればいいかということを考えていって欲しいです。その時間を作るための時間稼ぎにこのブログがなれば、それこそ自分の本望です。



「最後に」

全くの私見ですが、自分は未経験者のレベルは微々たるものですが少しずつ上がっていると思います。ただ、いまだにリーグ戦をパープレーで回るエース級の未経験者は出てきていません。遺言送辞でも述べさせてもらいましたが、東大ゴルフ部の強さは「チーム力」だと思っています。組織体制を整え、ノウハウを蓄積していけば、いつかはリーグ戦をパープレーで回る未経験者の選手を安定して輩出することができると本気で信じています。

また最後にはなりますが、自分がゴルフにここまで熱中できたこと、曲がりなりにも上達することができたのは一重に先輩方、同期、後輩の指導や存在のおかげでした。ゴルフ部という素晴らしい部活で過ごすことのできた4年間は、本当に充実した日々でした。これからもOBとして、東大ゴルフ部の活躍を応援していきたいと思います。改めまして、4年間本当にありがとうございました。


以上拙文失礼いたしました。



次は三年生から留学に行っていた、グローバルボーイ吉村にパスしたいと思います。


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