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2024

脳って面白い!

メリークリスマス!

 楽しそうな恋人達をよそに、本場アメリカにならい実家で家族とクリスマスをお祝いしているグローバルな男、渡邉です。(お察しください...。)

かわいい写真が並んだほっこりする依田ブログから一転、お堅いブログになること、ご容赦ください。


 前回ブログを書いた昨年9月頃は、ティーショットでチーピン(左に大きく曲がる球)しか出ず、全く良いスコアが出ていませんでした。冬のオフシーズンにチーピンを必死に治したことでスコアが改善し、さらに春休み、夏休みの合宿でラウンド経験を積むことで今年リーグ戦でレギュラー入りすることができました。

 このブログを書いているゴルフのオフシーズンである12月現在は、ラウンド回数が減ってしまい不調真っ只中ですが、春休みの合宿でラウンドを積み重ねることで、なんとか復調できればと思っているところです。


 今回のブログで少しお話ししたい事は、ゴルフと脳の関係についてです。ゴルフをする上で重要な「メンタル」の実態を探るべく、脳について少し考えてみました。

「ゴルフはメンタルゲー」とよく言われますが、正しい考えだと僕は思います。技術がいかに優れていても、「メンタル」面で足を引っ張ってしまったら、本来の力を出すことができずに18ホール終わってしまいます。 

 薬学部で生命科学を学んでいることもあり、元々脳の働きについて興味があったのですが、「ショートパットが入るかどうかは、その人の脳波(α波)を見れば判定できる、ショートパットを打つ前に結果はほぼ決まっている。」という講義での教授の発言に衝撃を受けました。いつも通りの構えをして、正しいラインに対して真っすぐ打ち出すという行為さえすれば、100%カップインするはずと思っていました。ところが、「脳波」という見えないモノによってある意味「結果が支配」されている事を知り、愕然としたと同時に、改めて脳に魅せられました。あらゆる行為の本質は無意識、潜在意識の内にあるのです。

 脳波には様々な種類があり、振動数が小さい順にδ(デルタ)波、Θ(シータ)波、α(アルファ)波、β(ベータ)波、γ(ガンマ)波となっています。δ波、Θ波は睡眠時や傾眠時に発生する一方で、γ波は興奮時に発生します。そしてα波とβ波はそれぞれ、リラックス時、集中時に発生する脳波で、この二つはスポーツでパフォーマンスを出すのに重要な脳波とされています。そういえば、高校の体育の教科書に「スポーツやテストで実力を発揮するためには、緊張しすぎてもいけないし、逆にぼーっとしていてもいけません。適度な緊張と集中力を同時に感じている時が、最もパフォーマンスを発揮できます。」という趣旨の内容があったことを思い出しました。経験で何となくは分かっていたことでしたが、脳波という科学的なコトバによっても説明可能なんだなと再認識しました。


 いいスコアを出すには技術面の向上は欠かせません。曲がり幅の少ないスイングを習得できるように球数を沢山打つのは重要です。しかし一旦コースに出てしまえば、一発勝負の世界です。そんなストレスフルな状況で、練習場通りのイメージで球を打つのは難しいです。そういう厳しい状況を乗り越えて良いショットができるようになる、良いパッティングができるようになる、これは単なる技術の向上というだけでなくメンタル面での大きな成長と言えます。脳波のコトバ的には、「γ波が出て緊張しすぎている状態から、α波やβ波が出る状態にする」と言えそうですね。α波やβ波がコース内でバンバン出るようになったらしめたものです。ところが「いつも通りスイングしよう」と念じていると、γ波が出てしまうのか、決まって球が曲がってしまいます。考えを巡らせた結果、やはり、練習場だけで練習するのでは不十分で、定期的にラウンドや試合経験を重ねて精神的に強くなり、メンタル、すなわち脳波をコントロールする事がゴルフには重要だという結論に達しました。

結局のところ、いい脳波を出してゴルフが上手くなるには場数を踏むしかなさそうです...。今のうちからたくさんラウンドをしてメンタルを強化し、春にはα波、β波を出しまくりたいと思います!


次は、ゴルフ部の宣伝隊長兼副将、西邑にパスを回します。


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